2015年6月19日金曜日

レコードをクリーニングする

今時レコードの話題で反応があることに驚きつつ:-) 今回はクリーニングのお話し。

中古レコードを買ってみるとやはり汚れた盤のままでは聴けません、ここは本気で洗いたいところ。今までオーディオの師匠でもある音楽隊の友人の薦めでレイカのバランスウォッシャーを使っていました。久しぶりにボトルを見たら残量僅少。レコードはまとめ買いしたのでウォッシャー液も沢山使いそうです。しかし値段を見ると結構高価:-) そこでレコードクリーニングについて検索してみました。

自動洗浄マシンから「水の激落ちくん」で洗う強者までいろいろ見つかります。専用マシンには手が出ませんが、ライオンのデンターシステマ歯ブラシで丁寧に汚れを落とすのにも惹かれるものがあります。とりあえず5本ほど用意してと:-) そして洗浄液で目に止まったのが中古レコードショップが企画・販売している

 フラッシュ・ディスク・ランチの「アナログ洗浄液」

成分が分かっているので安心ですし、とにかくリーズナブルなお値段なので汚れの目立つ盤で試してみることに。同時購入したマイクロファイバークロスとのコンビで驚くほどキレイになりました。盤に悪いなんてコメントは見当たらないので次々磨いていたらあっという間に使い切り追加発注です:-)

最初はレコードに吹き付けてから音溝に行きわたるように丁寧にデンターシステマでトレースしていましたが慣れて来たら気持ち大目に吹き付けてマイクロファイバークロスで拭き取るだけで良さそう。学生時代に買った盤などはタバコの汚れかクロスに黄色く移っていました。レコードスプレーを毎回吹き付けていた時代ですからタバコではないかも知れないけど、とにかくこんなに汚れていたのかと驚きます。2種類のクロスは水洗いでOKなので気兼ねなくクリーニング、安価なのは有難い:-)

しかし再生すると何故かレコード針にホコリが沢山ついてきます。洗浄後の最初の再生ではレコード溝のホコリ掃除をしているような感じなので片面再生するたびに針についたホコリを払うはめに。昔はホコリをスプレーで固めていたんじゃないかと疑いたくなるほどです。カートリッジを傷めないように毎回アームから外すのが面倒で購入したのが

 オンゾウラボの「ゼロダスト スタイラスチップクリーナー」

この軟質プラスチックのプニュプニュ感は本当に優れモノ、ホコリの付いた針先をこのプニュプニュに乗せるだけでほとんどのホコリが取れます。これで針掃除はいっぺんに解決しました。

とはいえ片面を再生している最中にホコリで音がおかしくなるのが分かるので洗浄後乾燥させた初回は予備機のフルオートプレーヤーで一度廻しています。アンプも通さずホコリ掃除専用というのも可哀そうですがいろんなところで古いモノが役に立ってくれるのもまた一興:-)

こうなると今度は針先の黒ずみが気になって来て・・・いやぁキリがありませんね:-) 昨年はBROMPTON関連でいろいろ買いまくっていましたがまたしばらくはアナログオーディオで遊べそうです:-)


本日の1枚
Stephane Grappelli "STEPHANE GRAPPELLI"
 1973年、US盤
 (グラッペリのピアノ演奏も収録)